「身体障害者補助犬」を知っていますか?

「身体障害者補助犬」を知っていますか?

国が定める身体障害者補助犬法の、第二条において、「この法律において「身体障害者補助犬」とは、盲導犬、介助犬及び聴導犬をいう。」とあります。

去年、関西で「聴導犬」が百貨店の2飲食店から入店拒否をされたことは、記憶に新しいことだと思います。

でも、こういったことは今に始まったことではなく氷山の一角に過ぎません。

施設や、お店などで、入る事を拒否されたユーザーさんも何人かいると思います。

しかし、今回は場所がかなり目立つところでした。

その百貨店は業界内で先駆けて補助犬の受け入れを決めた所だったのです。

また当日、当施設内にて「補助犬法啓発イベント」を行っていたにも関わらずテナントの方には理解が浸透していなかったということです。

鹿児島でも、同じようなことがあったもようです。

こちらに、その鹿児島の方が思われたことを書かれたブログを貼り付けましたので、ゆっくりと読んでみてください。

ただ、補助犬法第9条の但し書きに記載があり、そこには

「ただし、身体障害者補助犬の同伴により当該施設に著しい損害が発生し、又は当該施設を利用する者が著しい損害を受けるおそれがある場合その他のやむを得ない理由がある場合は、この限りでない。」

と書かれています。

店側が入店拒否に足る理由があれば、入店拒否は認められるということです。

ユーザー側や誰が聞いても納得できる理由であれば問題はないのです。

例えば、場所が非常に狭すぎて介助犬を間違って踏んでしまうかもしれない!とかユーザーさんと介助犬に何かあっては失礼だ!とか誰が聞いてもそうだなと思うような理由であればいいのですが、理由もなく説明もなくただ拒否するだけ、となれば話が違うと思います。

また、動物アレルギーでどうしても一緒にいるのが耐えられない!!とか、犬に対して恐怖意を持っている人もいるかもしれません。

そのような人たちがいるということも、ユーザーたちは心にとどめておいて、周りに迷惑をかけないように気を付けています。

「盲導犬」「聴導犬」「介助犬」

これらの犬たちの活動、なぜ利用者がいるのか?

なぜ、「ペット」はダメで、「身体障害者補助犬」ならいいのか?

こういうことも、もしかしたら多くの方が思われていることだと思います。

犬=ペットという図式が頭に思い浮かぶと思いますが、補助犬はペットではなく、介助者です。

盲導犬、聴導犬、介助犬など様々ですが特別な訓練を施された介助のエキスパートです。

そういったことも、ネットで情報を集めるよりもお近くの育成されている所へ足を運んでみて勉強されるのもいいと思います。

ネットでは、わからないことや聞きたいことを直接聞いて自分の目で確かめてみてはいかがでしょうか?

1人でも多くの方に「身体障害者補助犬」に対する理解、また道で彼らを見た時にどうすればいいのか?を知って頂けたらいいなと思っています。

1) ~ 8)までのリンクを載せましたので、お時間のあるときにご覧ください。

しかし、下のリンクの8番目のは、絶対に許されることではありません。

このような行為をされることは身体障害者補助犬やそのユーザーたちに対しても大変失礼なことで、イメージダウンにつながりかねないことです。

もし、みなさんの近くでこのような行為をされている方を見かけたら、注意を促してください。

1)身体障害者補助犬法

(平成十四年五月二十九日法律第四十九号)

2)補助犬の実働頭数―ほじょ犬

3)身体障害者補助犬の衛生確保のための健康管理ガイドライン―ほじょ犬

4)聴導犬同伴、阪急百貨店の2飲食店が入店拒否 

         店側が女性に謝罪「スタッフに周知徹底できず…」

5)阪急百貨店で補助犬のイベント、直後の「入店拒否」 な、なんで?

6)店舗には補助犬を受け入れる法的義務がある

7)『鹿児島はイオンから前進します【補助犬受け入れ拒否問題の解決】従業員向けに補助犬受け入れの講習』 

8)ペットお断りの店に偽の補助犬を連れてきた客。どうしても許せないその理由とは

(8のリンクにあります、このような悪質な行為は私たち身体障害者にとっても許せない行動です!!絶対にしないでください。)